KENZOさんのエッセイ「GIFT」
発売日にGETいたしました。
サイン本（保管用）と読む用の2冊所持しています。
手に取るとズシッとした感触、KENZOさんのダンス生を反映しているかのよう！
感想とレビューいきます。
◎実際に手に取って読んでいただきたいので、具体的ネタバレはしません
KENZOさんのエッセイ、どんな方にオススメ？
・KENZOさんファンの方
普段あまり本を読まない方も、ページをめくればお写真が満載なのでぜひお手元に。
・DA PUMPファンの方
KENZOさんのDPへの思いを文字で手元に置いておけるので是非
・日プ（プデュ）でKENZO先生に興味を持った方
裏話や、どのような心持でいたのか書いてあります。
・夢を追いかけている人
世界一を取った人が、どのような道筋で走っているのか「具体的に」書いてあります。
気になる本の構成ですが…
冒頭にフルカラー写真、そして本文。
合間にちょこちょこ写真(白黒)が入ります。
文体は基本、「～だ」などの断定口調です。
そして、事実を淡々と書き進めていくスタイル。
ゆえに、ちょっと固めの印象を受けますが、想像よりは読みやすい文章でした。
普段文章読まないから、エッセイなかなか手を出せない…
そんな風に迷っている方。
1ページにぎゅうぎゅうに文字が詰まっているわけでなく
視覚的に読みやすい工夫もされていると思うので、本を開いただけでめまいが…というのは避けられそうです。
また、写真だけでも先に見ようかな～、とぺらぺらめくったところ
自然に文章に吸い込まれていました。それだけ話題が興味深いものばかり。
ちなみに冒頭に差し込まれている写真は、スタジオで綺麗に撮影した一枚絵。
練習風景などは特になく、ですがカッコイイKENZOさんのお写真がギュギュっと詰め込まれています。
正直、KENZOさんファンの方は写真だけでも見る価値あり！
ページを開いた瞬間カッコいい！！と叫びましたよ
様々な表現、がテーマなのかな？と思うくらい
いろんな顔のKENZOさんが拝めますし、どの写真も本当に魅力的。
先出で公開されているお写真とも全然違う表現が見れます。これはいいぞ。
ダンスシーンっぽい躍動感あふれるお写真はKENZOさんならでは。
DA PUMPのこと、どれくらい書いてあるの？
DA PUMPファンとしては、せっかくなら裏話を知りたいですよね。
今までインタビューで語られたことのある内容を、さらに膨らませたような内容。
改めて文字にして読むと、胸に刺さってくるものが多数ありました。
DPについて書かれている文章量としてはそんなに多くないのですが、
彼のダンス生のなかで「DA PUMP」の存在って大きいんだなぁと実感することができます。
ちなみに一番出てくるメンバーの名前は「ISSAさん」
日プ（プデュ）の裏話とは？
話を受けたときの感想から、どう向き合ってどんな話をしたのか書いてあります。
私はすべての番組をチェックできているわけじゃないんですが
ファンの方々の感想を拝見すると、「放送に映ってなかった部分も知れた」
「エピソードに泣いた」という意見をたくさん見ました。
自分の応援しているグループに対して、これだけ愛情をもって接してくれる人がいる。
それを知ることができるって、めちゃくちゃ嬉しいだろうなぁ、と思います。
別にダンスで何かを目指しているわけじゃないけど…
道筋がない「夢を追う」という、いうなればあいまいな行為。
それに対して、がむしゃらに努力し、精神を整え、道を自ら切り開き
「実際に世界一を取った人」のエッセイです。
どういう部分に躓き、考え方を変え、くじけそうになりながらも前を向いたか。
そのプロセスを文章で読めるのは、ものすごい糧になると思います。
読み終わった後、たくさんの勇気を手にした気持ちになれます。
と、いうわけで
読了後、わりと興奮してこの記事を書いています。
KENZOさんの半生を知ることができる、というのが売りのこのエッセイ。
もちろん、そうなんです。看板に偽りなし。
幼少時代から、学生時代、DA PUMPに入ってから。
そしてこれからの構想など。だいぶ深く知れます。
あちらこちらのインタビューで答えていたことが、文章になって1つにまとまった感じ。
この部分だけでも、かなり興味深く、エッセイとして楽しく拝読できます。
けど、私自身が更に魅力的に感じたのは
想像以上に多方面にオススメできる点。
KENZOさんやDA PUMPファンの方々のみならず
上記にあげたとおり、たくさんの人に読んでいただきたいなぁと素直に思います。
先程は「夢を追う人」にオススメ。
という書き方をしましたけども…
ほんと、たくさんの方に読んでいただきたい！
と、いうのもですね。
生きている限り、どうしてもぶつかりがちな壁。
それを、こういう考え方で越えたというのが淡々と書いてあります。
自分自身に対して、良きも悪きも冷静に分析しているところ。
どんな時でも「出来ないならば、どうやって壁を超えるか」と前を向き続けているところ。
そのプロセスが文として書かれ、一冊の本になっている。
本自体のエネルギーで、持っているだけで勇気が出るような気がします。
そしてそんな、まっすぐな光のような部分をたくさん拝見してからのあとがき。
KENZOさんの心のやわらかい部分に触れられた気がしますし
強く、まっすぐで、同時に揺らぎも内包しているところがすごく魅力的で
なんかもう、ずっと応援する…という気持ちになります。
これだけの熱意をもってダンスに取り組んで、たくさんの人の思いもしっかり受け止めて…
真摯な気持ちが強い分、レコ大の涙とかにつながっているのかな、とも思います。
愛のこもったレビューもすごく素敵なので、そちらもぜひ読んでいただきたい！
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
